
TOPIK 2024年度から試験方式が変わる⁉
【世宗聯合ニュース】やkorea.netによると海外で実施される「韓国語能力試験(TOPIK)」の回数が、2024年から8回/年へと、従来の倍の開催回数に変更されます!
韓国教育部は、TOPIKの実施方法や具体的な日程などが盛り込まれた「2024年 韓国語能力試験施行計画」を発表しました。
TOPIK受験者増加の背景 「留学生教育競争力向上策」

TOPIKの受験者数は、2015年の20万6778人から2019年には37万5871人へと増加。新型コロナウイルス禍の影響で、2020年には21万8869人へと減少していましたが、2021年から増加傾向にあり、2023年には41万7800人まで増加しました。
ベトナム、インドネシア、インドなど、韓流ブームに留まらず、賃金の高い韓国での就労を目的とする背景があります。
大学や大学院で勉強したり、就労ビザを取得するためにはTOPIK3級以上の成績が必要と言われています。
TOPIK試験が、来年には最大8回に増える。紙媒体をベースとした試験方法であるPBT(Paper Based Testing)を90カ国・地域以上、インターネットを利用してオンラインで参加するIBT(Internet Based Testing)を10カ国・地域へと拡大していく予定です。
海外で行われる試験回数の拡大は、2023年に韓国教育部が発表した「留学生教育競争力向上策」を受けた措置です。
TOPIKに対する需要が増加しているのに対し、海外で受験できる機会が不足しているという意見が反映された結果のようですね。
2024年度のTOPIKは、PBTで5回(4月13~14日、5月12日、7月13~14日、10月12~13日、11月10日)、IBTで3回(3月22~23日、6月7~8日、9月27~28日)の計8回実施される予定。
2023年からの本格導入にむけ、これから質問項目や採点基準の整備、システムの構築などがなされていく予定です。
PBT→紙を使用したアナログな試験手段
IBT→インターネットを経由して実施する試験
IBTは、すでにTOEFLなどで行われている方式で、テストセンターにてコンピュータ上で受験するものです。
たとえば、TOEFL のSpeakingセクションでは、マイクに向かって話すと、音声が録音されます。マイクに話しかけるだけで会話力を評価できるなんてとても不思議です。
TOPIK 日本 2024

韓国語能力試験 – TOPIK【公式】@TOPIKofficialJP
日本では試験場所やシステムの問題で現時点では、まだスピーキングテストの実施計画がないそうです。
日本でもいずれIBT方式、マラギ導入へ移行していくことが考えられます。
韓国教育財団の公式ホームページによると現時点で試験方式の変更についての記載はありませんでした。
持ち物にはマークシートに使用する修正テープとありますので、当面の間は現行の形式で試験が行われると思われます。
今後のTOPIK試験の動向など公式ホームページやツイッターなどから情報を得ていく必要がありそうですね!


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